オリジナル・メンバーのヘッド(ギター)が復帰して2枚目となるこのニュー・アルバムは、序盤の“Rotting In Vain”から初期を彷彿とさせるジョナサンのスキャットが炸裂。以降も重低音で攻め立て、ヘヴィー路線のアプローチに興奮しっぱなしだ。3~4分台のコンパクトな楽曲が多いのも特徴で、スピーディーかつ起伏に富んだ展開には凄味すら感じる。このバンドの旨味を凝縮した、傑作と断言して差し支えない一枚。