ANNER BYLSMA , 渡邊順生 , 加藤拓未 バッハ・古楽・チェロアンナー・ビルスマは語る アルテスパブリッシング (2016)

タグ チェロ
2017.01.17

古楽演奏の第一人者にしてバロック・チェロの大家であるビルスマが、親しみやすい語り口でこれまでの歩みを振り返りつつ、たくさんの“大切なこと”を我々に伝えてくれる一冊。テーマは多岐にわたっており、現代の音楽家に対する若干の警鐘も含まれている。レオンハルトやブリュッヘンらとの思い出ももちろん興味深いが、カウンターカルチャーとしての古楽の考え方や「語る演奏」の重要性など、古楽関係者以外にとっても示唆に富む内容が多い。バッハの《無伴奏チェロ組曲》に関する章の充実度はこれだけで一冊の本になりそうなほど。最終章のボッケリーニ讃も実にビルスマらしい。未発表音源CD付き。

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