後に〈ウィッチ・ハウス〉〈ポスト・インダストリアル〉〈ダークウェイヴ〉と呼ばれる音を10年以上前から作り、諸々のブームを先駆けたメルボルン出身のユニット。ベーシストの死後、しばらく活動休止していた彼らが男女デュオ体制で再出発した。この復帰第1弾アルバムはミニマルな音響作品となっていて、太いビートを強調する簡素なダブ加工が印象的だ。余計な音を排した、キャリア史上もっともクールな質感にゾクゾク。