初めての共演となるシズオ・Z・クワハラとの第121回定期演奏会(2014年11月22日)のライヴ盤が登場。シズオ・Z・クワハラは、第4回ショルティ国際指揮者コンクールで優勝し、7年にわたってアメリカのオーガスタ交響楽団の音楽監督を務めた俊英の若手指揮者。イーストマン音楽院に在籍中、フェネルに薫陶を受けたこともあるようで、前半にはネルソンやベネット、ホルジンガーのオリジナル作品を鮮やかに披露。後半は《ラプソディー・イン・ブルー》とヒンデミットで見事なバランス感覚を見せる。盤の音質的にも96/32による高品位録音に加えて、話題になりつつあるUHQ仕様となっている点も嬉しい。