コロムビア出身の気鋭のピアニスト/シンガー/コンポーザー、イシス・ヒラルドのダウンロード音源のみでリリースされていた作品が、柳樂光隆氏監修の新レーベル〈Jazz The New Chapter Records〉の第1弾アイテムとして初CD化。一聴した段階で、作品全体に漂う美しさとある種の荘厳な雰囲気に圧倒され、いつのまにか1周、また1周とループし、摩訶不思議な音世界から抜け出せなくなっていた。ジャズという枠にはおさまりきらない、空前のスケールを奏でる彼女の音楽を聴くと、世界にはまだ知られていない素晴らしい音楽があるのだとあらためて思わされる。