和賀です。冬、寒いですよね。寒いときは家でまったり鍋をつつきまくりながら音楽を聴くのが良いですね。鍋はあったかい豚バラ白菜鍋、音楽はアツくなれるエモが良いですね。というわけで、今回もアツくなれるエモを中心にいくつかレコメンドします。

INTO IT. OVER IT. Proper No Sleep(2011)

 まずは去年の12月に来日していた(ライヴ最高でした!)エヴァン・トーマス・ウェイスのソロ・プロジェクト、イントゥ・イット・オーヴァー・イットの名盤『Proper』。この作品はとにかく1曲目“Embracing Facts”を聴いてほしいです。昔、ゲット・アップ・キッズの“Holiday”を初めて聴いたときのような衝撃がありました。彼の曲の良いところはエモ好きの心にグッと刺さるアツさと、シカゴらしい繊細なギターのアルペジオ、沁みるグッド・メロディー、そしてドラマティックな曲展開……あれ、これ全部良いじゃん!って感じなので、超オススメ。

 

JIMMY EAT WORLD Integrity Blues RCA/ソニー(2016)

 2枚目はエモ・シーンの代表バンドのひとつ、ジミー・イート・ワールドが去年、3年ぶりにリリースした最新アルバム『Integrity Blues』。彼ららしい、ただひたすら涙腺にグッとくるメロディーはもちろん健在。なかでもオススメはリード・トラックの“Sure And Certain”で、MVも超オシャレ。気張らずに聴ける馴染みやすい楽曲が多いので、普段洋楽を聴かない人にも薦めたいです。

 

MANCHESTER ORCHESTRA Cope Loma Vista(2014)

 そして3枚目は、fhanaで初めて行った海外の都市、アトランタのバンドであるマンチェスター・オーケストラの『Cope』。再生した瞬間、ぶっ飛ばされること間違いなしです。1曲目“Top Norch”は音圧に圧倒される!!っていう稀有な体験ができるので、ぜひ一度、爆音で聴いてみてください。たぶん「うわっ!」って独り言をかました後に軽く笑顔になることでしょう。非常に漢気を感じられるバンドです。LOSTAGEが好きな人とかは特にハマるんじゃないかと。ライヴ行ってみたいなー!

 

CHON Grow Sumerian(2015)

 最後にオススメしたいのは、バカテク・ギタリスト好きは必聴のバンド、チョーンの『Grow』。クリーン~クランチをメインにした超複雑な2本のギターの絡みの美しいこと! 誤魔化しが一切なく、純粋にただひたすら丁寧かつ狂ったように上手い演奏、繊細でエモくてダイナミックな展開が素晴らしい。インストを普段聴かない人でも聴きやすいかと! オススメ曲は“Splash”。

 今年の冬もアツく過ごしましょう! 和賀でした。またね。

 


yuxuki waga
佐藤純一FLEET)とs10rwyuxuki wagakevin mitsunagaLeggysalad)という3名のサウンド・プロデューサーとヴォーカリストのtowanaから成るユニット、fhanaにおいてギターを担当。1月スタートのTVアニメ「小林さんちのメイドラゴン」のOPテーマ収録のニュー・シングル“青空のラプソディ”(ランティス)についてはP22のインタヴューをチェック! その他の最新動向は公式サイト〈http://fhana.jp/〉にて!