20代でシューゲイザー好きのルー・リードが、ジョイ・ディヴィジョンをカヴァーしたら!?——そんな妄想を形にしたようなアルバムが、カナダはモントリオールの3人組によるこの初作だ。キツネからのファーストEPがNMEなどで絶賛された彼らは、NYパンクのアティテュードとアヴァンギャルド性を退廃的かつモダンに蘇らせた、変化球のロックンロールを奏でている。とにかく粘っこい歌声が個人的にはツボ!