25年近いキャリアを持つジャム・バンド、レタスの来日公演が3月22日(水)・23日(木)にBillboard Live TOKYO、3月24日(金)にBillboard Live OSAKAで開催される。

ソウライヴやフライアー・デプトなどメンバー各々の活動でも知られる彼らだが、近年のトピックと言えば、ベーシストのエリック・クームスのドクター・ドレーが16年ぶりにリリースした最新作『Compton: A Soundtrack』(2015年)への参加だろう。加えて、この機会に紹介したいのが、アーロン・ネヴィルの2016年作『Apache』だ。ニューオーリンズを代表するヴェテラン・シンガーの同作には、レタスからアダム・ダイチ(ドラムス)、ライアン・ゾイディス(サクソフォン)ら多数のメンバーが参加。スリリングなファンクネスを堪えた演奏で貢献している。

アーロン・ネヴィルの2016年作『Apache』収録曲“Be Your Man”
 

そのほかにもジョン・スコフィールドやレディ・ガガなどジャズ/フュージョンからポップス畑まで幅広いビッグネームの作品に参加してきたキャリアからもわかるように、レタスのメンバーはいずれも〈超〉が付くほどの凄腕ミュージシャン。高度な演奏スキルを武器に、タイトなビートと灼熱のブロウを重ね合わせて、ご機嫌なファンク・サウンドを送り出してきた。その一方で、2016年の最新作『Crash』ではクールに紡いでいくアンサンブルを軸に、ヘヴィーなギター・ソロや飛ばしまくるシンセ・エフェクトを多用した極彩色のサイケ・ファンクを披露。クレイジーな象ジャケと共に、バンドのさらなる拡張を印象付けた。

『Crash』収録曲“Phyllis”
 

最近のセットリストを見る限りでは、今回のライヴは『Crash』路線のズブズブとオーディエンスをハメていくドープなファンクはもちろん、”Blast Off“や“Krond Dutch”など初期の人気曲も織り交ぜたパフォーマンスが予想される。ティアーズ・フォー・フィアーズの“Everubody Wants To Rule The World”など意外なカヴァーも現在のセットに入っているようで、ぜひ日本でも披露してほしいところ。最後に、曲名通りのパーティー気分を味わわせてくれる“Sounds Like a Party”のライヴ映像を貼っておくので、こちらを観て気分を高めつつ、ぜひともBillboard Liveにへ踊りに行ってほしい。

2008年作『Rage!』収録曲“Blast Off”

 


LIVE INFORMATION
レタス

2017年3月22日(水)、3月23日(木)Billboard Live TOKYO
1stステージ:開場17:30/開演19:00
2ndステージ:開場20:45/開演21:30
サービスエリア 8,800円/カジュアルエリア 7,300円
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2017年3月24日(金)Billboard Live OSAKA
1stステージ:開場17:30/開演18:30
2ndステージ:開場20:30/開演21:30
サービスエリア 8,900円/カジュアルエリア 7,900円
★詳細はこちら

■メンバー
エリック・クームス(ベース)
アダム・スミルノフ(ギター)
ナイジェル・ホール(キーボード/ヴォーカル)
ニール・エヴァンス(キーボード/ヴォーカル)
アダム・ダイチ(ドラムス)
ライアン・ゾイディス(サクソフォン)
エリック・ブルーム(トランペット)
※メンバーは急遽変更になる場合があります。