ナッシュヴィルの夫婦デュオが放った3年ぶり2枚目のアルバム。ドナ・サマーの娘であるアマンダのやや掠れたヴォーカルは情熱に溢れ、夫アブナーの歌がそんな彼女の声に優しく寄り添う。人生の深みや愛する喜びを真正面から高らかに表現し、ロッキッシュな曲もソウルフルなスロウも全身全霊で歌っているので、聴くだけで胸が熱くなることだろう。とりわけヴィンス・ギル客演のカントリー・バラードがジワッと染みる。