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〈タワレコメン〉会議リポート 2017年3月度・邦楽編:Ivy to Fraudulent Game、T字路s、the quiet roomを観て聴いてチェック!

全国のタワーレコードのスタッフが、己の〈耳〉と〈直感〉だけを基準に世間で話題になる前のアーティストの作品をピックアップし、全店的なプッシュへと繋げる企画〈タワレコメン〉。これまでSuchmosWONKヤバイTシャツ屋さん、洋楽ではカイゴレモン・ツイッグスコミュニオンズといった現行シーンの最前線で活躍するアクトをいち早く発掘しており、現在は月1回のペースでオススメのアイテムを紹介しています。Mikikiでは、そんなタワレコメンの選定会議に潜入し、作品の魅力を視聴コンテンツと共にお伝えする特集を連載中! 今回は2017年3月度の邦楽編を速報リポート!!

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タワーレコード渋谷店にて行われたタワレコメンの会議。邦楽担当の腕利きバイヤーたちがオススメのアイテムを持ち寄り、会議室へ集まります。今回も何百タイトルという新作のなかから選ばれた、計10タイトルの音源を聴き比べ、熱い議論の末にタワレコメン・アイテムを絞り込みました。厳しい予選を勝ち抜いたのは……以下の3タイトル!!

 

★2017年3月度〈タワレコメン〉邦楽編:選出アイテム

ポスト・ロックシューゲイザーを通過した鋭利なバンド・サウンドで参加スタッフの耳を奪ったのが、群馬を拠点に活動するIvy to Fraudulent Gameのセカンド・ミニ・アルバム『継ぐ』。前作『行間にて』のリリース時には東京・渋谷CLUB QUATTROでのワンマンライヴをソールドアウトさせ、昨年の12月には渋谷WWWXで自主企画を開催するなどブレイクを予感させている彼らですが、その決定打となるアンセミックな7曲を収録しています。ミュージック・ビデオが公開中の“夢想家”を筆頭に、凝ったアレンジと浮遊感溢れる歌声を溶け合わせたサウンドは、M83シガー・ロスを思わせる壮大さ。推薦バイヤーは〈ストレイテナーの美メロと9mm Parabellum Bulletの野性味を併せ持つバンド〉と強力プッシュしていました!

Ivy to Fraudulent Game 継ぐ SPACE SHOWER(2017)

 

甲本ヒロトがラジオでかけまくったことで話題!〉と紹介されたのは、ヴォーカル/ギターの伊東妙子とベースの篠田智仁COOL WISE MAN)によるデュオ、T字路sのファースト・アルバム『T字路s』。これまでほとんどノンプロモーションで、全国各地のライヴハウスを中心に活動しつつも、上記のヒロトをはじめとして須永辰緒LEARNERSら耳の肥えたミュージシャンたちが賛辞を送ってきた彼らの特徴は、魂から絞り出すような歌声と哀愁漂うギター・プレイ、そしてそれらに寄り添うベース・ラインにアリ。バンドと縁の深い映画作家・内田英治が監督した“はきだめの愛”のMVも、同曲の生命賛歌としての側面を映し出していて必見です!

T字路s T字路s ヴィヴィド(2017)

 

2010年、まだ高校生だったメンバーが地元の茨城・水戸で結成。以降、順調に知名度を高めてきた4人組、the quiet roomの4作目となるミニ・アルバム『Little City Films』がタワレコメンに。推薦スタッフが〈なぜかタワレコメンになっていなかった最後の刺客!〉と紹介した彼らのサウンドは、少年のような蒼さを残しつつ無骨な男っぽさも堪えた菊池遼(ヴォーカル/ギター)の歌声と、耳に残るキャッチーなメロディーが魅力的。文学的な言葉使いやダブを採り入れたプロダクションなどは、バンドみずから影響を公言しているアジカンっぽさもあり、今後ますますロック・バンドとしてのスケール感を増していくのでは。

the quiet room Little City Films mini muff(2017)

  

3月度の選考を勝ち抜いたのは上記の3作品! Ivy to Fraudulent Gameは3月8日、T字路sは3月15日、the quiet roomは3月29日のリリース予定です。入荷状況は店舗により異なりますので、気になる方はお近くのショップへお問い合わせください。次回は3月度のレポートをお届けしますので、お楽しみに!

美しい星