レトロ・ヴィンテージ志向のバンドが多く活躍する欧州から、スペインの7人組の3作目が到着。紅一点のココ・ジーン・デイヴィスによる、ティナ・ターナーを思わせる迫力ヴォイスがバンドを牽引する痛快盤だ。ニューオーリンズ風にピアノの転がる“The Mojo Train”や、チンピラなインスト“Chicken Pickin'”など、50~60年代のリズム&ブルース/ソウルを再生するバックのモッドでスカした演奏にも耳を惹かれる。