昨年のEPも好評だった遅咲きの2人組が、移籍して初のアルバムを投下。イースト・ミッドランズ訛りの酒灼けラップと、贅肉を削ぎ落としたスカスカなオケとの相性は抜群で、作品を追うごとに増すパンク濃度の高さに惚れ惚れ。音のタイプは違えども、初期ストリーツのギザギザした感じを思い出す人は多いはず。ケン・ローチ監督と絡むなど、いまや労働者階級のニュー・ヒーローとなった彼らが発する辛辣な言葉にも注目を!