INTERVIEW

解散発表したHauptharmonieが史上最高の愉快なポップネスへ!/NEVE SLIDE DOWNや寺嶋由芙など春のアイドル注目盤

【ZOKKON -candy floss pop suite-】 第64回

Hauptharmonie und Tapferkeit Band
グループ史上最高の愉快なポップネスへ到達! これで解散ってマジですかスカ?

 独特な佇まいと音の風合いでシーンに異彩を放ってきたHauptharmonie(ハウプトハルモニー)。突然の解散発表には驚くばかりだが……そんなタイミングで完成したのが、昨秋に一花寿(ひとはな すい)と銀りん(しろがね りん)が加入して以来、初の作品となる『Brass! Brass!! Brass!!!』だ(註:このインタヴューは解散発表前に行われました)。

Hauptharmonie und Tapferkeit Band Brass! Brass!! Brass!!! 箱レコォズ(2017)

 今回はHauptharmonie und Tapferkeit Band(タファーカイト・バンド)名義となる7曲入りで、編曲/演奏を手掛けるバンドは昨年のワンマンにも参加していたRuppa(KAGERO:サックス)らを中心とする編成。レトロなブギウギ調の“Fat, Rich & Gorgeous!!!”を幕開けに、スウィンギーな“唇を奪いにいく”、2トーン・ナンバーの“Tokyoite Grim Reaper”など、アルバムの表題からも窺えるように管楽器を大々的にフィーチャーしたアレンジで、これまで貪欲すぎるぐらいに音楽性を広げてきた彼女たちが、〈ブラス〉というコンセプトのもと〈踊れる〉サウンドに焦点を合わせたものになっている。

倉木七海「管楽器が入ってる曲がすごく好きなので、個人的にはこういう感じ、タイプですね(ニコッ)」

相沢光梨「相変わらずアイドルらしくないというか、キャピキャピしてはないんですけど、前作よりは馴染みやすいかな?って思います」

寺田珠乃「それって、管楽器が入って、踊れるような曲が増えて、〈身体で感じられる音楽〉っていう感じになったからじゃないかな」

一花寿「うん、今回のアルバムはノレるというか、ドルオタの人たちがより入り込みやすい感じになってると思います!」

銀りん「“ハウプトハルモニーの大脱走”とか、わたし的にはディズニーランドとかミュージカルみたいに楽しくて、愉快な音楽だなって思っていて」

珠乃「〈音楽で遊ぶ〉っていう結成当初のコンセプトに戻った感じもあります。というのも、ファースト・ライヴで歌った4曲のうち、3曲はブラスが入った曲だったんですね。いまもライヴでやってる“Tempting 10 Attempts of Temperance”とか。そのあと、いろんな感じに曲の幅が広がって、そういうところをおもしろがってもらえてはいたと思うんですけど、それだけに〈これがHauptharmonieだ〉っていうのをわかりやすく説明するには逆に物足りないんじゃないかって。じゃあ、何をやるべきかって考えたとき、一度原点に戻ろう、音楽と遊びながら、それこそ野外フェスで映えるような楽しい曲で盛り上がろうって」

光梨「音楽のことは詳しくなくても、〈ディズニーの音楽みたいで楽しい〉とか、そのぐらいの感じで聴いてくれる人も増えたらいいなあ」

 他にも、テクよりも魂で押していくパンキッシュなジャズ・ナンバー“豪遊”、このグループでは珍しいユニゾン・ハーモニーを聴かせる“スカーレットスカイ・スカ”など。愉快な楽曲をパックした一作を引っ提げてのリリース・ツアーには、もちろんTapferkeit Bandも帯同。ツアー後には解散にまつわる詳細も明かされるはずだが……まずはバンド・メンバーも交えた大人数での賑やかで楽しいショウを体感しておきたい!

七海「曲もハッピーな感じだし、生バンドの迫力もあるので、いままででいちばん楽しいツアーになると思います(ニコッ)」

りん「どんなものになるのか私たちも楽しみだし、バンドを従えてのステージの空間を存分に楽しみたいですね」

寿「オケでやるのとバンドをバックでやるのとでは全然違うので、そこはしっかり息が合うようにがんばります!」

光梨「去年のワンマン以来の生バンドですけど、生音はやっぱりイイ! 後ろにバンド・メンバーがいると心強いし」

珠乃「とにかく、たくさんの方に観てもらいたい気持ちでいっぱいです!

Tapferkeit Bandメンバーたちの関連盤を一部紹介。

 

Hauptharmonieの2016年作『Herz über Kopf』(箱レコォズ)

 

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