欧州を中心にスマッシュ・ヒットしたエレクトロ・ハウス曲“Lush Life”や、全米チャートでも上位に喰い込んだ“Never Forget You”から待つこと1年。スウェーデンの新星がようやくメジャー進出作を発表した。後者のシングルで絡んだMNEKとの再タッグほか、チャーリー・プースがアーバンな表題曲の共作/プロデュースを手掛け、エド・シーランも楽曲提供。ウィズキッドを招いた“Sundown”ではレゲエにも挑戦し、さらにクリーン・バンディットとの“Symphony”までボートラ収録……と世界を股に掛けるヴァラエティー豊かな内容でありながら、北欧らしい透明感を失っていないのが最大の魅力だ。声量もあれば音感も抜群、しかも妙に背伸びをしない歌声が19歳らしくて好感度大。シンプルでスタイリッシュなこの多機能ポップ盤を聴けば、スウェーデンが国を挙げて大騒ぎしているのも頷けよう。〈サマソニ〉来日が決まり、日本でもロングセラーを記録しそうな予感!