鬱病を告白したりカニエ・ウェストらをSNS上で攻撃したり、不安定な状態の続いているキッド・カディ。ロック・アルバムとなった前作から約1年ぶりとなるラップ・アルバムは、ドット・ダ・ジニアスやプレイン・パットら気心の知れた面々がサポート。先行曲“Frequency”路線のダークな世界観が全体を包んでいるが、聴きどころとなるファレル・ウィリアムズやアンドレ3000らとの各コラボは実に軽妙。