ステレオラブの歌姫、レティシア・サディエールが始めた新ユニットのファースト・アルバム。ボサノヴァ・タッチやアナログ・シンセの使い方などは本隊とも通じるものだが、こちらのほうがより音数を絞っていて風通し良好。それが主役の麗しい歌を引き立てている。アレクシス・テイラー(ホット・チップ)がデュエット役で駆け付けたほか、盟友のジョセフ・ワトソン、ジェフ・パーカー(トータス)も裏方として参加。