本編の日本公開は未定ながら、ポール・ウェラーが初めて手掛けたことで話題のサントラ。自身の最新作『Saturns Pattern』(2015年)に通じるスペイシーな世界をオーケストラで創造してみたり、ポスト・インダストリアルに接近するなど、スコアでは冒険心を剥き出しに。一方、ヴォーカル曲ではカントリー・タッチでシンプルに……と、モッドファーザーの懐の深さを再確認できる一枚です。