COLUMN

結成20周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATION、トリビュート盤&新シングルで再発見するトップランナーの凄み

結成から20周年を迎えたバンド・シーンのトップランナー。その記念作品と新作が一気に到着!!

VARIOUS ARTISTS AKG TRIBUTE キューン(2017)

 昨年、結成20周年を迎えたASIAN KUNG-FU GENERATIONのトリビュート盤『AKG TRIBUTE』が到着。漫画「ソラニン」で知られる浅野いにおがジャケットを手掛け、その映画化の際の主題歌“ソラニン”のyonigeカヴァーで始まる本作は、やはりバンド勢が多く参加しており、それぞれが自作曲を演奏するかのようにしっくり馴染んでいる。それは原曲のずば抜けたスタンダード感の表れだろうし、彼らの影響が各々のなかで血肉化されているとも言えそうで、そんな立ち位置の存在は多くないと改めて気付かされる。じんが歌う“Re: Re:”や04 Limited Sazabysの“未来の破片”などシャープかつダイナミックにリアレンジしたものがあったり、“リライト”をサンプリングして疑似共演に仕立てたCreepy Nutsや、“君の街まで”をうっすらアフロ・ポップにしたnever young beachがいる一方で、“君という花”をKANA-BOONがほぼ忠実に再現しているのも微笑ましい。

ASIAN KUNG-FU GENERATION 荒野を歩け キューン(2017)

 そして、アジカン自身のシングルも到着。“荒野を歩け”は初期のパワー・ポップ路線を思わせるサウンドに、抑揚は控えめだがじわじわと熱を高める展開で新たな定番になりそう。カップリングのサマー・チューン“お祭りのあと”では喜多建介がヴォーカルを取るといった試みも。さらには、過去音源品をすべてまとめた『AKG BOX -20th Anniversary Edition-』も数量限定で登場!

美しい星