柳樂光隆氏監修レーベル〈Jazz The New Chapter Records〉から国内盤化された、カナダ出身の作曲家ダーシー・ジェームス・アーギューのデビュー作。本作はデビュー作でありながら2011年のグラミー賞〈ベスト・ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバム〉にノミネート。エフェクトがかかったカホンのビートから始まり、歪んだギターやミニマル・ミュージックからの影響を感じるリズム使いなど、作曲家としてのダーシーの全てが詰め込まれている。同じ作曲家としての視点で書かれた曲紹介など、読み応え充分な挟間美帆氏による解説付き。