マックス・リヒターの四季リメイクに参加したり、エイナウディをカヴァーするなどオルタナティヴに活動を広げているホープの新作は、様々なテーマの四季。ヴィヴァルディのオススメは冬の2楽章。粉雪のようにチラチラ見える通奏低音のハープをかいくぐり優雅にたゆたうヴァイオリン。ゴンザレスの2曲は、彼らしい分散和音に支えられた曲と、ソロピアノIIからの編曲。エイフェックス・ツインは原曲は古ぼけたピアノで弾かれた穏やかな曲だが、それをピアノとハープがそのままに静謐な世界を作り出している。ほか、ニルス・フラームやマックス・リヒターなどポストクラシカル入門にもお勧め。