前作から1年経たずに届いた6作目は、メロディアスな“生きるについて”や、ラップを封印した“心の唄”、ホーンを導入した“御乱心”などファンキーなグルーヴがより強靭なものに。加えて、大衆をガッツリと巻き込めるキャッチーさを全面に押し出しているところがかなり新鮮だ。また、〈世界〉に対してキレ倒すのみでなく、包容力を感じさせるリリックも増加。結成10周年の集大成にして、まだまだ化けそうな予感が漲る一枚だ。