リル・ウージー・ヴァートをフィーチャーした先行シングル“Bad And Boujee”が全米チャートの首位に立ち、熱狂の渦の中でリリースを迎えることとなった待望のニュー・アルバム(こちらも全米No.1を記録!)。同曲でも聴けるように三連符フロウをキモとする息の合った3MCの掛け合いと絶妙な間が生み出す独特なグルーヴ、その間にハメてくるナイスなワードセンスの合いの手(アドリブ)術こそがミーゴスの魅力であり、トラップ・ミュージック最新形として一躍ここ数年の間でトレンドと化しているが、本作はその真骨頂と言える内容になっている。主役の3MCが聴かせる絡みの妙で十分なだけに、ゲスト勢は前作に続いて同郷のグッチ・メインら必要最小限に止まり、なかでは2チェインズを交えた“Deadz”はカードー作のシンフォニックなサウンドとマッチ。他にもメトロ・ブーミンやゼイトーヴェン、ナード&Bなどなど、プロデューサー勢もホットな面々が贅沢に揃い踏みしていてマジ最高です。