2014年の世界デビュー以来、アフリカ音楽好きから熱い視線を集めている自作自演シンガー。3年ぶりの新作でも、ハウリン・ウルフのように強烈なダミ声、北ガーナの弦楽器〈コロゴ〉を基調としたトリッピーなウワ音、ヒップポップ風のボトム――これらが一塊となった楽曲でリスナーを圧倒。リー・ペリー客演のダブも、アフロビートとの近似性を発見できる“Dapagara”も、すべてが異様なほど呪術的&パワフルだ。