スイサイダル・テンデンシーズからケンドリック・ラマー、ジャズ界隈まで重用されてきたドラマーの初ソロ作。ロック色の濃い作風でドラムの主張も強く、実弟のサンダーキャットを迎えた“Take The Time”での連打をはじめ、パワフルかつ鋭い演奏が耳を惹く。加えて、ジョージ・デュークとの共演や自身のヴォーカル曲などに西海岸ロックやAOR、フュージョン風味を含むLAらしいミクスチャー感覚は、弟とも共通する美点だ。