元日にベストを発表して区切りをつけたかと思えば、早くも新作とは頼もしい。今回は外部プロデューサーも客演も入れず、アレンジもすべてT'Z BEATZことStaxx Tが担当するという完全なセルフ・コンテインド体制で作られている。そのせいか温かみのある“My Buddy”など、シンプルでグッとくるタイプの楽曲が前に出てきた感じ。何物にも染まらない〈黒〉を掲げた表題の通り、改めて二人だけの個性をキャッチーに磨いた力作だ。