カマシ・ワシントンの登場で注目度の高まるアメリカ西海岸シーン。そのカマシと少年の頃から交流があるというキャメロン・グレイヴスは、現在スタンリー・クラークのバンド・メンバーとしても活躍中で、2015年にはそのツアーで来日も果たしている。“満を持して”という言葉が最もふさわしいこのデビュー作では、カマシ・ワシントンや幼馴染のサンダーキャット&ロナルド・ブルーナー・ジュニアが参加。演奏者各々が素晴らしいテクニックを披露しつつ、プログレッシヴなアンサンブルの中にクラシカルな響きのピアノがその独自性を醸し出している。