フランス出身のシンガーから3年ぶりの2作目が到着。前作に続きジャジーでコケティッシュな歌声を活かすナンバーもありつつさらに幅を広げた内容で、弾むビートで軽快に歌う“Breeze”や少しスティーヴィー風味な“I Just Wonder”をはじめ、どことなくベニー・シングスやジョヴァンカなどを思わせる陽性の良曲が印象的。歌声の力強さも増しており、憂いを帯びたバラード“To You”のまっすぐな歌い込みも上々だ。