再結成から10周年イヤーに届いた8作目。官能的に囁くkyoの声に誘われる“Harlem Queen Complex”から一気にギアを上げる“Harlem Queen Romance”といった組曲や、自身の胸の奥底に潜っていくような“沈む”など、これまで以上に妖艶な大人の色香が作品全体を包み込んでいる。〈我が人生を謳歌している〉という表題の通り、さまざまなドラマを重ねて円熟を増し続けていく姿勢に感服するのみ。