ブラック・サバス辺りを想わせるファジーなギターをアフロビートの型に流し込んだようなリフがひたすら反復され、そこに合いの手を入れるフニャフニャなキーボード、そしてドゥーミーなヴォーカルが加わる。ハービー・マンの息子というドラムはアフロビートの心得があるようで、もちろんジャズにも精通しておりノイジーなサウンドに巧みにダイナミクスをつける。クンビア系バンドで活躍するパーカッションも地味ながら謎めきの隠し味となっている。悪ふざけかマヂなのか。アンティバラスのギタリスト、マルコス・ガルシアがストーナー/ヘヴィ・ロック系レーベルから放つ意外過ぎる新バンドのデビュー作!

 


アンティバラスのマルコス・ガルシアと、ハービー・マンの実子であるジェフ・マンが立ち上げたプロジェクトのファースト・アルバム。〈もしブラック・サバスがアフロビートをプレイしたら!?〉なんて宣伝文句に嘘偽りなし! 純メタル好きも唸らせるテクニカルなギター・ソロを中心に据え、ヘヴィーに歪んだサイケ・ロックを披露。ナウ・アゲインあたりの作品と並べて聴きたいズブズブのファンク曲がクセになる!