イギリス屈指の人気シンガー・ソングライター、ガブリエル・アプリンがBillboard Liveに登場。7月13日(木)にBillboard Live OSAKA、7月15日(土)、16日(日)にBillboard Live TOKYOで来日公演を行う。

〈英国の空から虹色の歌が降ってきた〉のキャッチコピーと共に、ガブリエル・アプリンが鮮烈なデビューを飾ったのが2013年のこと。ファースト・アルバム『English Rain』に収められた瑞々しいメロディーと、温もりに満ちたアコースティックな演奏は、ジョニ・ミッチェルやファイストといった才気迸る女性シンガー・ソングライターのエッセンスを取り入れつつ、よりポップに昇華させたもの。そのキャッチーな音楽性と陽だまりのような歌声、当時20歳だった彼女の愛くるしいルックス、等身大のリリックなど魅力を挙げたらキリがなく、同作は本国でもゴールド・ディスク認定されるほどのヒットを記録。この年に〈サマソニ〉出演も果たし、そこから日本でもすっかり人気者となった。

そんな『English Rain』は、全英シングル・チャート1位に輝いた“The Power Of Love”、〈ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド、人生ってそんなものだよね〉と歌うサビがチャーミングな“Panic Cord”など、名曲のオンパレード。ちなみに、前者はフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのカヴァーであるが、彼らを手掛けた大物プロデューサーのトレヴァー・ホーンも8月22日(火)、23日(水)にBillboad Live TOKYOで公演を行うことが決定しており、不思議な縁を感じずにはいられない。

その後、2014年には映画「黒執事」の主題歌“Through the ages”でヴォーカルを担当。これは主演を務めた水嶋ヒロのプッシュから実現したもので、絢香が楽曲を書き下ろした。その翌年にアプリンは、2作目となる『Light Up The Dark』をリリース。アルバム名の通り、こちらも〈黒〉を基調にしたアートワークが印象的で、前作よりも艶やかさを増したスリリングなロック・サウンドには、女性としてのパーソナルな成長が刻まれている。

そして今回の来日公演は、昨年リリースされた最新EP『Miss You』を引っ提げての登場となる。自分らしさを手放すことなく、メインストリーム・ポップ調に転身を遂げたタイトル曲は、アプリンに無限の可能性が広がっていることを示す好ナンバー。さらにEPには、この曲をピアノ一台で演奏したヴァージョンも収録されており、彼女が今も変わらず〈歌とメロディー〉の人であることを再認識させてくれる。

ということで、今回のライヴはアプリンの最新モードと、デビュー当初からの持ち味であるアコースティック路線の両方を堪能できるはず。上掲したアーティスト写真でのイメチェンぶりに驚いた人(筆者含む)も心配ご無用。柔らかな歌声を心ゆくまで堪能したい。

 


LIVE INFORMATION
ガブリエル・アプリン
2017年7月13日(木)Billboard Live OSAKA
1stステージ:開場17:30/開演18:30
2ndステージ:開場20:30/開演21:30
サービスエリア 7,900円/カジュアルエリア 6,900円
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2017年7月15日(土)、16日(日)Billboard Live TOKYO
1stステージ:開場15:30/開演16:30
2ndステージ:開場18:30/開演19:30
サービスエリア 8,000円/カジュアルエリア 6,500円
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