2016年に生誕150年を迎えたシベリウス作品全集が、70枚組のボックスで登場。そのこだわりが凄すぎる。曲によっては原典版と現行版などの版の違ったものまで網羅され、全集完成後に発見された楽譜は、新たに録音し特典盤としてつけるほどの徹底ぶり。演奏もオスモ・ヴァンスカ指揮の交響曲やフォン・オッターによる歌曲などをはじめとして、オッコ・カム、ネーメ・ヤルヴィなどシベリウスを知り尽くしたアーティストの名演がずらり。それだけでも十分なのに約500ページに及ぶ日本語解説書が付いてくるなんて…。これまでも北欧系の作曲家を積極的に取り上げてきたBISレーベルによる渾身のシベリウス全集決定版!