前作EPあたりから顕著なコーラスワークの進化がより重層的なポップネスに結び付いた新作は、海外ツアーの成果の表れか、日英米で同時にリリース。変拍子on変拍子の連続で留まることなく突進する歪なグルーヴはこれまで通りの男前ぶりだが、一方で、多彩な声使いがフェミニンな色気も醸造。とんでもない構造のマス・ロックでありつつ、耳触りがスウィートですらある瞬間も。いよいよ無二の領域に突入した感のある3作目。