ビヨンセに楽曲を提供したこともあるチェアリフトの才女、キャロライン・ポラチェックのソロ・ユニットが処女作を発表。すべての音をラップトップで制作し、ヴォーカルはツアー先のホテルや空港などでPCに直接録音したという、良い意味でラフな感触の一枚だ。坂本龍一のプロデュースによるヴァージニア・アストレイ作品に影響を受けたそうで、全編に漂うセンシュアルで謎めいた音の佇まいに魅せられる。