現代最高峰のサックスプレイヤー、クリス・ポッター。彼がこれまでECMに残した2作品はどれも傑作で、マンフレッド・アイヒャーとの相性の良さが伺えるが、本作もその例に漏れない傑作。タヴィ・ヴィレージェス(key)、ジョー・マーティン(b)、マーカス・ギルモア(ds)という、近年のNYシーンで大注目のプレイヤーたちとのアコースティック・カルテット。1曲目の《Hert In Hand》からうっとりするようなロマンティシズムを披露したかと思えば、続く《Ilimba》では躍動感のあるアンサンブルを展開。各メンバーの個性も光ってますが、やはりポッターは別格。