ヴァラエティーに富みまくったサウンドを放出した前作から一転、この2年ぶりの新作ではミッドテンポのグルーヴに腰を据え、美しいメロウネスと叙情を湛えた統一感のあるアンサンブルを展開している。泉まくらのアンニュイなフロウが心地良い“あかり”と金佑龍のブルージーな歌唱が沁み入る“サマーヘイズ”の歌モノ2曲に加え、beipanaによるリミックスも収録。バンドの新たな視点を明快に示した意欲作だ。