これは人類が望んだ未来なのか――オペラ用に書いた2005年のサントラを挿んで25年ぶりとなる本ソロ作は、現在の世界情勢に警鐘を鳴らした一枚。SEもたっぷり挿入した作りは、『The Wall』などバンド時代のサウンドを彷彿とさせるものだ。ピンク・フロイドのデビュー50周年という節目の年に、〈プログレのお手本〉とでも言うべきこんな新作が聴けるとは! ナイジェル・ゴドリッチらしい奥行きのあるミキシングも絶品!