オルケストラ・インペリアルでの活動に加え、ガル・コスタらのプロデュース仕事で名前を見る機会が多かったものの、ソロ名義のアルバムは実に6年ぶり。ショーン・オヘイガン本人を招いたステレオラブ流儀の音響ポップや、〈アリエル・ピンクに対するブラジルからの回答〉なんて趣のネオAOR~ソフト・ロックほか、肩肘張らずに音の実験を楽しんでいる。いつになくファニーで、風通し良好な一枚。