南カリフォルニアが誇るローファイ・ガレージ王の6作目は、ドゥワップや70sの西海岸フォーク・ロック、さらにカンボジアン・ポップから影響を受けたというハチャメチャな内容。代名詞のサーフ気分なコーラスにヘンテコなサイケ&エキゾ要素を加え、消化不良のまま突っ走っていく感じ。そして切ない男心を綴ったスロウなラヴソングで、まさかの感動的なフィナーレ……。ヤリ逃げ感がハンパないです。