こんにちは。今日の投稿はちょっと短いですけど、好きな作品のなかからひとつ紹介させていただきます。こちらの動画をどうぞ!

メイン・ストリーム~アンダーグラウンドのジャズフュージョン、ムーディーなバラード、変拍子バリバリの楽曲、南米勢や東欧勢との共演、即興……となんでもござれ。どんな音楽性のバンドや作品に参加し誰と共演してもそれぞれの場に合ったハイレベルな演奏を聴かせてくれる凄いやつ、サックス奏者クリス・チークを擁するジャム・バンド、ラダーです。こちらの動画は2011年発売のDVD「Live At Rockwood Music Hall」のダイジェスト映像。

観ていただけるとわかると思いますが、このバンドではサックスにエフェクターを使用しています。この作品を通して観ていると、CDでは「これ、シンセだよね?」とか「あれ? クレジットにはないけどギターって入ってたっけ?」と思っていた音が実はサックスだった、ということがわかったりします。一瞬「あれ、でも、これってわざわざサックスでやる意味あるのか?」と思ったりもするのですが、なんせ出てる音はやたらかっこいいし、音以外のところ(わざわざこんなことやってる)や見た目なども含めて、なんだかとても好きなのです。もちろん、〈この人が演奏するサックス+エフェクターならでは〉というサウンドもたっぷり。

サックスばかりの偏った紹介になってしまいましたが、このバンドのドラマーは、スティングスティーリー・ダンのバンドに参加し2014年には新メンバーとしてTOTOに加入したキース・カーロック。キーボードはジェフ“テイン”ワッツ作品などにも参加するヘンリー・ヘイ。ベースはマーク・ジュリアナの〈ビート・ミュージック〉などで活躍するティム・ルフェーヴル。凄腕揃いです。

各メンバーの参加作や関連作なんかもそのうちご紹介したいのですが、今日はこの辺で。それではまた。