イーサン・ジョンズのプロデュースによるサード・アルバム。80sムードを取り込んだ電気仕掛けのダンス・チューンが話題だが、全体的には変化よりも深化を選び、古き良きブリティッシュ・ビートの延長線上で、ハタチの若者がいま自分たちにできることを模索したという印象だ。好き勝手に楽しんでいる感じが良い。ボブ・ディラン~ブルース・スプリングスティーン路線のフォーク・ロックも新鮮。