アヴィシャイ・コーエンのバンドに、シャイ・マエストロの後釜として大抜擢。当時24歳という若さながらアヴィシャイがその才能にベタ惚れし、デュオで録音されたアルバム『Duende』では、百戦錬磨のアヴシャイと対等に渡り合う素晴らしい演奏に度肝を抜かれた。ソロデビュー作となる本作は、アヴィシャイとの作品とはまたイメージの異なる、エレピをメインとしたメロウなジャズ×ビート・ミュージック。リターン・トゥ・フォーエヴァーなど70年代マナーを感じるメロウネスと、テクノ、ドラムンベースに接近したビートが、心地よい浮遊感を演出。皇帝カート・ローゼンウィンケルも1曲参加。