エチオ・ジャズの第一人者、ムラトゥ・アスタトゥケの72年作が再発。我々日本人には郷愁を感じる音階のエチオピア音楽と、バークレーで学んだジャズやファンクなどのアメリカ音楽の技法などをミックスした独自のスタイルを創り上げた歴史的名盤にして、レアグルーヴファンにとっては入手困難なレア盤としても知られている作品。演歌や歌謡曲を感じさせるメロディと、ファンキーなギターのカッティング、ディープなオルガンが加わり、なんとも言い難い陶酔感をもたらしてくれる。一度聴いたら病みつきになる中毒性。ピッチフォークで〈Best New Reissue〉を獲得。