アイリッシュ・トラッド×パンク様式のバンドとして、USでは長きに渡りドロップキック・マーフィーズと人気を二分してきたLAのカリスマ。前作は自主リリースだったが、6年ぶりのニュー・アルバムは老舗のフォーク・レーベルから登場する運びに。そのことも関係してか、ハードなエレキ・ギターはやや控えめで、グッとフォーク寄りになった感がある。キャリア史上もっとも真摯な歌が心に沁みる一枚だ。