笹口騒音オーケストラなどにヴァイオリニストとして参加してきた才媛が、セルフ・プロデュースで完成させた6曲入りのソロ・アルバム。ダビーな4つ打ちに可憐でゴシックな歌モノ、アシッド調のエレクトロニック・トラックにフォークトロニカと、多様に拡散する楽曲が並んでいる。総じてメランコリックで、ホープ・サンドヴァルのような歌姫からケリー・リー・オーエンスなど昨今のシンセ女子にまで繋がる自由さが魅力だ。