一貫してスタイルを変えない様子から、〈ラップ・ロック版のAC/DC〉とも言われている311が12枚目のアルバムをリリース。レゲエ成分の強いヘヴィー・ミクスチャーはもちろん健在で、期待通り真夏にピッタリの出来だし、SiMのファンにも自信を持って推薦できる。サンタナばりに泣きのギターを聴かせる曲やレッチリの最新作に通じるメロウなファンク・ロックなど、サラリと新味を忍ばせているのも良い。