ロンドンのマルチ奏者が送る新作は、サン・ラーとサン・シティ・ガールズを同時に愛せる男の幅広い音楽性が如何なく発揮された意欲作! サイケデリック・ソウル仕立てのサウンドスケープから、高次の実験ヒップホップ、グルーヴの薫り立つ不定形ラウンジ・ジャズまで、どこを切っても寄る辺ない衝動が溢れ出す素晴らしい内容。インスト中心の前作に対し、本人の歌唱(しかも上手い)を含めた歌モノも充実してます。