INTERVIEW

UNISON SQUARE GARDEN “10% roll, 10% romance” アニメ作品と曲の絶妙な距離感をUNISON節が躍動させる

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  • 2017.08.10
UNISON SQUARE GARDEN “10% roll, 10% romance” アニメ作品と曲の絶妙な距離感をUNISON節が躍動させる

アニメ作品と曲の絶妙な距離感をUNISON節が躍動させる

 

――リード曲“10% roll, 10% romance”は、TVアニメ「ボールルームへようこそ」のOPテーマとしても放送中のロックチューンですが、作詞・作曲を手がけた田淵さんは、制作するにあたってどういったことを意識したんでしょうか?

田淵「この曲に限らず、タイアップの楽曲を作る時は常に、その絵がテレビの中でどうやって動くんだろう?っていうのが念頭にあるんですけど。今回も、映像の横にあってなおかつアニメの良さを引き立たせるにはどうしたらいいんだろう?ってことを考えて作り始めましたね。特に今回のアニメは社交ダンスがテーマなので、なんとなく社交ダンスを踊っている時のテ
ンポに近いものにしようと思っていて。かといって、四つ打ち……所謂踊るために用意された音楽ではなく、社交ダンスならではの躍動感が出せるものを目指して制作していきました」

――ただ、歌詞はアニメを連想させるワードもありつつ、いつものUNISON節が満載だなと。

田淵「わかりにくいってことですよね?(一同笑) でも、〈主人公の心境はこうだ〉っていうのを全部歌詞で言っても面白くないし、アニメを観た方がなんとなくリンクして見えちゃうくらいのほうがいいなって僕は思っているので。この曲も、近寄りすぎず、それでいて自分なりにはちゃんと作品と繋がっているっていう絶妙なバランスを調整したつもりです」

鈴木「田淵って、他のパートも含めて全部作り込むんですよね。でも、それが田淵にとって、鈴木貴雄が叩いた時に一番格好良くなるドラムであり、斎藤宏介が歌ったら一番格好良くなる言葉、弾いたら一番格好良くなるギターになっていて。そういう愛のあるモノを受け取った上で、僕なりにブラッシュアップしていきました」

斎藤「ウチの場合、詞も曲も田淵が作っているので、プレイや歌い方にどれだけ自己満足を残せるか?っていうところが、自分がその曲を好きになれるかどうかのポイントだと思うんです。でも、そっちに寄り過ぎると、聴き手やメンバーを置いていっちゃうこともある。だから、自分でも好きだなって思えて、聴き手からもちゃんと良い曲として捉えてもらえるような場所を探りながらやっていきましたね」

――また、カップリングには、今年の初め、「the pillows presents Shoegazer speaker in swanky street」ライブ出演時に初披露され、the pillowsへの尊敬が込められた田淵さん書き下ろしの新曲“RUNNERS HIGH REPRISE”、柔らかいミディアムナンバー“flat song”が収録されます。

田淵「“RUNNERS HIGH REPRISE”のほうは、the pillows大好きっ子として恥じないものにしたくて、〈the pillowsに影響を受けたんだ!〉っていうのを全面に出したんですけど……結果、ギリギリパクリみたいな(一同笑)。でも、1月のライブの段階ではご本人達にも喜んでいただけたし、ファンの人達にも〈しょうがねえか!〉って思ってもらえたと思うので、僕的には満足しています。逆に、“flat song”は5年くらい前からある曲なんですけど」

鈴木「これって、大人から子供に向けて語りかけるような曲なので、歌う人の人間力が問われる曲だと思うんですよ。でも、5年前はまだ足りなかった自分達も、今ならこの歌を届けられる最低ラインには辿り着いたのかなって思うし。これから年々この歌が似合うようなバンドになっていくのかなって、個人的には期待しています」

――では最後に、10月から始まる全国ツアーへの意気込みを。

鈴木「簡潔に言うなら……みなさんに希望を与えたいですね」

斎藤「そうだね。僕らはライブを重視しているバンドなので、ワンマンという空間で僕らの音楽をしっかり届けたいなと。それに、8月30日と9月5日にはタワレコさんとの特典ワンマンライブもあるので、そちらも楽しんでもらえたらいいなと思います」

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