ロンドンの洒脱な男女デュオから届けられた6年半ぶりのアルバム。極めて都会的かつ軽やかなセンスで、ソウルやジャズ、ラテン音楽などの影響をエレガントに溶かし込んだサウンドは従来通りだ。スモーキー・ロビンソン“Quiet Storm”のしなやかなカヴァーも憎いほど洒落ている。インディー・ポップ側からAORやアシッド・ジャズへのアプローチが目立つ昨今、このタイミングでのリリースはジャストと言えるのでは?