2016年の初アルバムが大きな称賛を得た7人組の2作目。今回もソウル・ミュージックを吸収した軽やかなポップスを管弦も擁するサウンドで聴かせるが、より大らかでキャッチーになったメロディーやダイナミックな演奏が印象的で、バンドとしての逞しい成長がそこかしこから感じ取れる。終盤に配されたマイナー調の8ビート・ナンバー“EVER”や、メロウなR&B調“The Entertainment”の陰りを帯びた色調も滋味深い。