イエスウェイの活動でも知られるサンフランシスコの女性歌手が、アレックス・ブリーカー(リアル・エステイト)らと自主レーベルを立ち上げてソロ3作目を発表。70s風のソフト・ロックを基調とし、ディレイの効いたギターと憂いのある歌声で夏の終わりの切なさに拍車を掛ける。セピア色した郷愁的なムードで覆われているなか、クラウトロックっぽい“Do You Want Me”などが不意を突いて飛び出てくる点もおもしろい。